〜勇者ぶらりひとり旅〜
【Quest6. 温泉町の休息者】



あんまりレベル上げにいそしみすぎたせいで、お金もいっぱい貯まった。
そんなにそれを気にしたことはなかったんだけれど、
ラダトームに帰ったら、"景気回復に貢献した"って表彰されてしまったわ。
うれしいけれど…一体どこでどうやって景気に貢献したのかしら?
まぁ、それはともかく。
その時に、マイラという温泉郷への旅行をプレゼントしてもらったので、
あたしはさっそく、出かけてみることにした。

はぷぅ…
あたしは湧き出る湯に身を沈め、一息ついた。
深い森の中、ヒノキ造りの浴槽で、熱いお湯で手足をのばす。
ここは、マイラの露天風呂。
ラダトームから東に延々歩いたところに、この温泉郷はあった。
途中、道を間違えて変なほこらに出ちゃったりしたけど、
なんとかここまでたどり着いて、こうしてお湯につかっている。
なんか…あたしは元々お風呂好きだけど、
こんなに気持ちいいものだとは今まで思わなかったな…
ふわぁぁぁ、眠くなってきた……

女「お兄さんパフパフはどう?」
うわびっくりした!
ああ、あたしったら、お風呂の中で寝ちゃってたのね…
いい加減に上がらないと、皮膚がふにふにになっちゃうわね。

それと、何度も言うようだけどあたしは女っ!

温泉から上がって、宿のベッドにひっくり返っていると、
マイラの村長さんが尋ねてきた。
なんでも、マイラは温泉郷としては有名だけれど、
おみやげとか、そういうのがないのでいまいちパッとしないんだとか。
そんなわけで、各地を旅しているあたしに、どんなものがおみやげとしていいか聞きに来たみたい。
そうねぇ…
温泉まんじゅう?マイララングドシャ?マイラペナントにマイラ提灯、
あ、湯の花とかもわりといけるかもね!
なんて、いろいろ案を出してたんだけれど、どうもパッとしないのよねー。
やっぱり、"温泉"っていう特性を生かした方がいいと思うんだけれど…

な〜んて小1時間も話し合ったかしら。
結局、"マイラ名物温泉たまご マイ卵"に決まったわ。
あんまり美味しくなさそうな名前だけど、村長さんが満足ならそれでいいわ。
村長さんはお礼にって、"妖精の笛"なんてものをくれたわ。どうもありがとう。

■特別付録■温泉たまごの作り方

●用意するもの(4人分)●
たまご4コ / だし汁300cc / みりん大さじ1/2 / 淡口しょうゆ大さじ1/2 / 塩小さじ1/2 / わさび・青ねぎ少々(お好みで)

●作り方●
@たまごは水からゆで始め、水温60℃〜65℃を保ち、25分間ゆでる。
Aだし汁・みりん・淡口しょうゆ・塩を合せてひと煮立ちさせる。
B小鉢に@のたまごを割り入れ、Aを静かに加える。
Cお好みで、わさび・青ねぎを加えてできあがり。

※実際に作れるそうです。味の保証はしない、と妹曰く。※

…って、これでいいのかなぁ(笑)。



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