♪ぶっつけ本番旅日記♪partI

ルカの旅立ち



南の海の真ん中に浮かぶ小さな島国「マルタ」…。
1年中暖かく、自然に囲まれたこの島に
魔物の牧場を営む家族が向かっていました…。



わぁ、オープニングは船のデッキの上かぁ。なんだか、DQ5を思い出すね。

「おにいちゃん!やっぱりここにいたのね。
お父さんが呼んでいたよ。早く行った方がいいよ。」


おぅ、この子がイルだね。4月12日にまた会おうね〜。
とりあえず、お父さんを怒らせちゃいけないので、船尾の方へ。

「うちの牧場を国に迎えたいとは、マルタの王もなかなか人を見る目があるようだな、わっはっは。」

自信過剰なパパだなぁ。
イルのところに戻ると、

「もうちょっとでマルタが見えてくるんだって!」

「見えた!マルタが見えたぞ〜!」

えらいグットタイミングでんなぁ。


これはマルタにやってきた小さな子供たちの物語。


池の周りをグルグルまわるルカとイル。

「こらおまえたち!遊んでばかりいないでかあさんを手伝いなさい!」

パパの叱咤です。
あんたもなんかしなさい。ただ橋の上でスライムとしゃべってるんじゃなく。
そのスライム。名前はスラッシュ。

スライムはスラリンでしょぉぉがぁぁ!!
そうそう。今回は名前、5文字までオッケーなんだよね。

「この牧場を守る番スライムだ!
まっ、簡単に言えばここのボスってことだな。困ったことがあったらオレに相談してくれ!」


ずいぶん弱そうなボスですねぇ。
う〜、それにしても、スライムに相談しなきゃいけないことって何…?


牧場の隅っこ、ルカたちのお家。

「あら、いいところに来てくれたわね。
引っ越し祝いの、おばあちゃんお手製、きのみパイが預かり所に届いているの。」


じゅるっ…


おばあちゃん手作り、きのみパイを取りに、牧場を出る、ルカとイル。

「おっ、こいつらが新しくここにやってきたやつらか!」

そういうあんたはワルぼうじゃないのさ〜。
よっ、久し振りっ。(友達か)
それにしても。ワルぼうって、赤紫だったんだね。
テリーの時はモノクロだったから、知らなかったよ。
となりのヘンなのは…カメハ王子?(説明書に出てたよ)
しかし…カメハ王子とは…。また南国ちっくな名前…。


「あらら…ふ風景がぐぐるぐるまわってみえる…」

ワルぼうとカメハ王子があんまりまわりをぐるぐる回るので、目を回すおばさん。


「こら!!イタズラ小僧ども!商品で遊ぶんじゃない!」

ワルぼうとカメハ王子、荷物でキャッチボールしちゃってます。
で、そのまま持ってっちゃいました。

万引きは犯罪です!!


踊り子さん。

「マルタの国のシンボルは、この大きなヤシの木なのよ。
この国の人たちはヤシの木をくりぬいて住んでるの。」


ふーん。私の想像では、横たわったでっかい丸太をくりぬいて、って感じだったんだけどなぁ…。


「おばあさんからいい匂いのする荷物が届いているよ。
え〜と…あっ、これだこれだ。気をつけて持って帰るんだよ。」


ルカは預かり所のおじさんから、荷物を受け取りました。
帰り道。
ワルぼうとカメハ王子が通せんぼです。あると思った。

「オレはマルタの精霊ワルぼうだ!わるわる」

なんだい、「わるわる」って。

「ん?このあたりからいい匂いがするぞ!」

あ〜っ!きのみパイ取られた〜!!

「これは食い物かな?ちょうど腹がすいていたんだ。」

だめぇ〜っ!返してっ!
荷物のひっぱりあいっこする、ルカとワルぼう。

ぽーん。
あ。井戸に落ちた。
すぐに、荷物を追って、ワルぼうとカメハ王子が井戸の中へ。
あ〜、待ってぇ〜。


「オレははらがへって死にそうなんだよ!」

「さっき食べたばかりだろ。食い意地のはった精霊め!」

「口の悪い王子だな!よし!それなら勝負だ!」

「それはわたしたちのものよ!返してよ!!」

イルが果敢にも、ふたり(?)に突撃。

がしゃん!
あ。カメハ王子、なんか壊したぞ?

「あわわわわ大変だ!マルタのへそが壊れた!」

「オオレのせいじゃないぞ!オレは知らないからな!!」

無責任だなぁ、カメハ王子。
なんだかよくわかんないんだけど、石のフタみたいなのが外れて、穴が開いてしまった。
そこから、オレンジ色の光がぽこぽこ飛び出す…

「ええい、しかたがない!」
ぽこっ。
あ。ワルぼうはまった。

「くっなんとかなるか?おまえたち、こっちに来てくれ!
いいかお…落ちついてオレの話を聞くんだぞ。
今この穴から出てったのは、このマルタのヤシの木の生命力なんだ!
マルタの国はこのヤシの木に支えられた浮島だ。もしこのヤシが枯れれば、島は海の底に沈む!
それを防ぐにはへその代わりが必要だが、モンスターマスターを探してきてくれ早く!」


なるほど、あんた、へその代わりになっちゃってるってわけね。
これはこれでかわいいよ。ホントに。


「うん?モンスターマスターをワルぼうがさがしてるって?ああたしかに僕はモンスターマスターだけど…
悪いけどワルぼうとは関わり合いになりたくないな。他をあたってくれないか?」


と、モンスターマスター。
ワルぼう、日ごろの行いが悪いからだよ〜。
「島が沈む」といっても、誰も相手にしてくれないです。


ルカとイルは、ワルぼうのところへ戻ります。

「…なんだって?誰も信じなかったと!?
ムムムこの島のヤツらはなんて能天気なんだ!!
お前たちに行ってもらうぞ!仕方ないだろう!もう時間がないんだ!
マルタのへその代わりのモノを探してくれるよな?」


はいはい。

「マルタのへそになるモノの見当はついてる。おれも精霊の端くれだから分かるのさ。
お前たちにこれを渡しておこう。これは不思議な鍵とよばれるイセカイへの鍵だ。
それも精霊のチカラがこもった特別製だぞ。
これでこの先にある不思議なドアを開ければイセカイへと旅立つことができるんだ。
代わりのモノがなんなのかまでは、オレにも分からんが、行けばきっと分かるはずだ!」


見当はついてるって言ったじゃーん!!
ルカはオアシスの鍵と、マルタの鍵を手に入れて、いったん家に帰ります。


「わたしたちがマルタのへその代わりのモノを見つけないと、この家も牧場も島ごと沈んでしまうわ。
わたしたちがイセカイに行くしかないわよね?
でも、ふたりとも行ったらお母さんが心配するわ。」


そこへいきなりスラッシュ登場!

「おいおい!なにしけたツラしているんだよ!」

うぁ。やだ、このスライム。

「悪いが話は聞かせてもらったぜ!オレが一緒にイセカイに行ってやるよ。
おめぇらのうち、ひとりが残れば万事解決…だろ?」



で、結局、ルカが行くことになりました、とさ。
はい、今日はここまで!


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