エピローグ マルタとの別れ、そしてワルぼうとの別れが迫っていたその時。 キラキラ… キラキラキラ… …あれ…?四方から光が… そして、光は、きらきらと輝きながら、マルタのへその中に沈んでいく… ワルぼう「どういうことだ…マルタの生命力がこんなに…」 じゃあ、この光は…マルタの生命力の欠片だって言うの…? 無数の生命力の欠片たちは、瞬きながら、煌きながら、マルタのへそに集まっていく… アッシアの都。 幻の湖。 水の町ポートリッツ。 人魚の国。 精霊の泉。 イーストリアの城。 天空の町フント。 過去に訪れた町や場所。 そこに住まう人たちから、マルタを支えるエネルギーが、少しづつ、少しづつ、放たれていく… 不思議なドアに光が溢れて… なんで?(爆) ―――――――――――――――――――――――――― マルタ王「皆の者、よく来てくれた! 紹介しよう! この者がマルタを救った、勇者ルカだ! 島が沈むといういち大事に、カメハが原因とはいえ、誰一人おぬしの警告に耳を傾けなかったとは… しかしおぬしの行動が、みなの心を動かしたのだ! ルカよ!おぬしには感謝の言葉もない!! さあ、今日は無礼講じゃ!みな、楽しむがよい!」 えへへへへ、勇者ルカ、かぁ… 「“ぶれいこう(*)”って何?」ってな疑問を胸に(笑)、なんとなく満足感でいっぱいです。 (*ぶれいこう(無礼講)…身分・地位の上下を抜きにして楽しむ酒宴。(岩波国語辞典より)) カメハ「何も出来なかったから、今回はオレの負けだよ。 でも次は、マスターとして勝負するからな!!」 待ってるよ〜。 (しかし、後に、べこんベこんにのされることとなる…) 兵士「さぁさぁ、今日は無礼講。 どんどん食べてください。」 メシがないじゃんかぁ〜。 頂上に、一家がそろっているというので、行ってみることに。 イル「ルカおめでとう!とうとうやったわね! 誰も信じてくれなくて淋しかったけど… みんなと力を合わせてマルタを救ったんだわ! …あら!?どうしたの?なんだか浮かない顔ね… そうか…仲間になった魔物と旅することや、 新しいイセカイでいろんな人々に出会うことが楽しみになってきていたから、 すこし淋しいのね?」 おぉ!そんなことを考えていたのか!(爆) 「…フフフフフそんなことなら心配しなくていいぜ!」 ぴゅーん。 あ!ワルぼうだぁ〜! ワルぼう「今度はへその代わりのモノを探す旅じゃなくて、 お前自身の旅を始めればいいのさ!! 世界の数なんて誰も知らないんだ! 冒険する世界がなくなることはないぜ!!」 そして。 だーっ!また荷物取られたぁ〜!! まてぇ〜っ!! (ちなみに、追っかけてる過程で、某キャラが登場。みんな、思わず「おっ」って言ったよね?) (マルタのへそにて) ワルぼう「オレはずっと、マルタのへその代わりをしてたんだ。 このパイはそのご褒美だ、オレがたくさん食べるんだ!」 カメハ「オレはマルタのためにイセカイで頑張ったんだぞ。 お前はここでじっとしてただけじゃないか。」 ワルぼう「あいかわらず口の悪い王子だな。」 カメハ「食い意地の悪さは全然直ってないな。」 (ルカ&イル登場) イル「あんたたちも、あんなひどい目に合ったのに、まだ懲りてないの。」 ワルぼう「ほらみろ、お前のせいで見つかったじゃないか。」 カメハ「ふん。このパイは誰にも渡さないぞ。」(ルカ&カメハ、パイを取り合う) ワルぼう「この光景…どこかで見た覚えが…」 イル「またマルタのへそが壊れちゃうよー。」 … エッ!? ってなところで、 ■ あとがきへ ■□ 前の日記へ ■□■ ルカの冒険INDEXへ |