松江・出雲・倉敷の旅日記 まえがき 「出雲大社、御本殿特別公開だって!」 と、母に言われたのが4月下旬。新聞でみたらしい。 「行きたいなら切り抜いといてー旅の予定組んであげるから」。 そうかるーく言っておいたのだが。 当然、母は切り抜いていた。 「私のルーツは出雲にあるような気がするのよねー」と母。 まあ言われてみれば、ひいおじいちゃんは島根、ひいおばあちゃんは倉敷であるから、 確かにその辺あたりで遡るのをやめれば、ルーツはその辺かもしんない。 ちなみに、今回の『出雲大社御本殿特別拝観』の背景は… ここに住んでいる大国主命(オオクニヌシノミコト)の家を60年に一度改築するのだが、それが折りしも2008年。 家造り替えている間は住めないから、御仮殿という仮住まいに引越ししてもらっている。 「大国主命が住んでいる間は、さすがカミサマの家なので入れないけど、今いないから留守の間に見せてあげちゃうっ!」 …すげー下卑た感じのモノイイだけども、要するにコレが、今回の特別拝観。 60年にいっぺんしか見られないんなら、私も多分もう一生見れないじゃん? そして今回の特別拝観、期間は2008年のGWと、8月上旬〜下旬の2期間のみ。 GWはさすがに間に合わないから、夏休みに行くこと決定。 母にガイドブックを買ってあげ、「行きたいところあったらピックアップしておくこと!」と宿題を出したところ、 「出雲大社と宍道湖」。あれあれ、微妙に離れてますがな、と思っていたら、「岡山もいいわよねー」としきり。 買ってあげたガイドブックに岡山のガイドも載っていたため、ちょっと興味をそそられたと思われる。 じゃー、松江〜出雲〜倉敷ってことにしましょうね。 そして、「夏休み期間は絶対混むから…『お父さんの会社もお休みになったことだし、みんなで出かけましょう』という家族を避けよう」と、 ここで有給休暇を行使! 私「すみません、6〜8日、有休いただきたいのですが…」 上司「うんわかった☆ゆっくり休んできて☆」 チームメンバー「合併号の締め切り前に休みですか(怒)」 私「てへ。(かわいくない)」 (その後、チームメンバーに「お土産買ってきてくださいね!!」とあたたかく送り出される…) そんなわけで、母娘の珍道中、始まったのでした… |