*勇者一行ぶらり旅*
〜第5章 導かれし者たち〜
Quest5-3. 悲しみの少女


魔物「デスピサロ様!勇者ようこをしとめました!」
続いて、男の声がした。
デスピサロ「おおでかしたぞ!
よくぞ勇者をしとめた!
貴様にはあとで褒美を取らせよう!
ではみなの者ひきあげだ!」

それは…宿屋に泊まっていた、あの詩人の声…
シンシア…!

静かになったので、おそるおそる倉庫から出て行くようこ。

村が…
燃えている…
辺りには誰の姿もなく、炎の上がる家々は無残な姿をさらしている…
あんなに綺麗に咲き誇っていた花々も踏み潰され燃やされ、跡形もない。
ふと、花畑だった場所に、何かが見えた。
近寄ってみると、…
それは、小さな羽帽子だった。
ねぇ、誰か、誰か…
誰か、返事をしてよ!
こんなの、悪い冗談だよね?
誰か、そうだって言ってよ!
誰か!
だ…れ…かぁ………!

IVの勇者に、自分の名前をつけることのいいところを教えてあげよう。
やたら感情移入ができることである。
実話ですが、このシーン、
涙だくだくでした。

ようこは、村の外に出てみることに。
初めて見る、村の外の風景。
その風景は、美しくもあり、また悲しいものでもありました。

山の中途に、小さな家が。
すがるように入っていくようこ。
きこり「オレはよう陰気くせえガキはでぇキライなんだよ!
てめえみたいなガキはさっさと山をおりやがれ!」

山を下りて、どこへいったらいいの?
なんか突っぱねられたような、悲しい気分で山を下っていくと、
そこに、小さいけれど立派な、お城が見えました。



■ 次の日記へ
■□ 前の日記へ
■□■ ドラクエ4日記INDEXへ