松江・出雲・倉敷の旅日記 2日目(8/8)/出雲 【本日の予定】 9:00/松江駅から松江しんじ湖温泉駅へ → 10:00頃/松江しんじ湖温泉駅から出雲市駅へ → 11:30/出雲大社 14:00/出雲大社御本殿特別拝観 → 16:00頃/出雲市駅から倉敷駅へ → 19:30/ホテルにチェックイン 朝7時、起床。 あー、あぢー… もちろんエアコンきいてたんですが、なんか汗だくになっていて、『布団はかぶっているけど浴衣着てない』という状況で起床(爆)。 とりあえず、昨日夜ご飯を食べた『姫川』にて朝ごはん。オーソドックスな旅館の朝ごはんですが、しじみ汁がとっても美味しかった。 さすが名産。身が大きくてプリプリしていましたよ。 ごはんももりもり食べれて、4杯くらいいったかなぁ(食べすぎです)。 川べりを少し散歩してから部屋に戻り、窓の外を改めて眺めると、しじみ漁の舟が帰ってきました。 しじみ美味しかったですよぉー!ごちそうさま☆これからも美味しいしじみ採ってね!! 相当イゴコチよかったので非常に名残惜しかったですが、8:30頃チェックアウト。 次に松江に来た折には、是非また泊まらせてくださいね!! 松江駅に戻り(今度は迷わない)、お土産をもう一度物色する。 ロータリーから、松江しんじ湖温泉駅行きのバスに乗る。 今日は、松江しんじ湖温泉駅から一畑電車に乗り、出雲まで出る予定。 つぅか、展開早くね? いや、もうちょっと観光できるかと思ったんだけど、なにせこちら、交通の便が…。 東京だったら電車の本数も多いんだけど、1時間に1本しかないとかザラなので、ちょっと正直移動がね… 多分、松江も出雲もそうだけど、観光には2日みた方がいいかもね。ま、今回見られなかったトコは、次の楽しみってことで…(いつ来るかわかんないけど)。 みなさまも、山陰にお出での際は、余裕を持ったプランを立てましょう。 ちなみに、車の運転ができる方は、車での移動の方が絶対ラクです。 バスの車窓から市内観光。本当は松江城の堀川めぐりもしたかったけど時間がなくあきらめたんですが、バスがお堀沿いを走っていくので、 雰囲気はバッチリ楽しめましたよ。 松江は本当に水の街ですね。 ほどなくして、松江しんじ湖温泉駅に到着。 古いローカル線の駅そのもの。自動改札機とかはなく、昔のように駅員さんが切符を切ってくれます。 改札のすぐ先がホームになっていて、もう既に電車が待っています。 でも発車まであと3分ほどあるようなので…「1時間も乗るんだし、お茶買っていこうよ」ということになり、駅構内の売店へ。 しかし、売店のオバチャン(オジチャン?)がいなーい!! 見ると…、「すぐに戻ってきますのでそのままお待ちください」の案内札が… いや、電車出ちゃうから!! 「すいませーん」「すいませーん!!」と呼んでみるも、一向にお店の人が現れないので、お茶はあきらめました。 っていうかノンキだなぁー。東京だったらパクられるよ。 ホームにいる黄色い電車に飛び乗り、ここから1時間ゆられます。 松江しんじ湖温泉駅では切符を買って乗車、ですが、これ以降は無人駅も多いので、切符を持っていない人は乗る時に回数券をとり、 降りる時に一番前のドアで運転手さんにお金を払います。つまりバスと同じ。東京だったら絶対キセルが出ますよね(笑)。 でもこういうシステムで動いているのは、そういうことを考えたりする人がいないからなんでしょうね。素敵すぎです。 電車はのんびりと、宍道湖に沿って走ります。 天気は快晴。青い空と白い雲、澄んだ湖・青々した草木… あんまり写真は得意ではないですが、とにかくシャッターを押します。 ちなみに、この倍は撮っております(笑)。 初めてのスイッチバックを体験したり、家の軒先ギリギリを走ったり、とっても楽しい1時間でございました。 電車は、出雲市駅に到着。 実は出雲大社の最寄駅は出雲大社前駅で、歩く分にはこちらの方が便利。 ですが、今日は出雲大社観光の後倉敷へ移動するにあたり、倉敷へ出る特急やくもが出雲市駅発なので、 ここのコインロッカーで荷物を預け、帰りに引き上げましょうという考えです。 ちなみに言えば、出雲大社前駅は小さい駅なので、今回のよーに特別拝観などで盛り上がっている時期は 荷物が預けられない場合があると思われます。出雲の周辺は、コインロッカー等が劇的に少ないので注意です。 出雲大社の博物館にはコインロッカーあるみたいですが…そっちが空いてなかったらあとあと悲惨なことになりますし。 今回も、JR出雲市駅のコインロッカーはいっぱいになっており(まだ午前中なのに…!)、電鉄出雲市駅のコインロッカーで預けました。 こちらも数は多くなく、キャリーバッグを預けようとしていたおじさんが「空いてない…!!」と困っていました。 でも駅員さんが「事務室で預かりますよ〜」と声をかけていて、そのおじさんはそちらでお世話になっていましたよ。 チラッとのぞいたら、事務室はキャリーバッグでいっぱいになっていました。 困っている人を見かけたら、率先して声をかける。東京の駅ではなかなか見られない光景です。そんな心遣いに拍手。 それからバスに20分ほどゆられ、出雲大社へ。 なんとなくスピリチュアル。なんとなく偉大。みんなめっちゃ写真撮ってます。 鳥居を背に、出雲の街並みも撮ってみました。見えにくいですが、真っ直ぐの道路のど真ん中に仁王立ちになって写真を撮っているおじさんも(笑)。 ここを真っ直ぐ行くと、出雲大社前駅のはずです。 つーか、そこの『ぜんざい餅』が、今さらいきなり気になってきました(笑) 「なんだか神々しいわーやっと出雲大社に来たのね!」と母。正直ワタシ、よくわかんない(爆)。 シャッターを切りまくり、カメラの充電がいきなり減って慌て、ピーターラビットのタオルハンカチを落として拾い… あれ、いつものフツーの観光じゃね? もちょっと『すぴりちゅある』な感じになれるはずじゃなかったっけ(苦笑)。 参道をちょっと入ったりすれば、大国主命の像とかがわさわさあります。 銅鳥居をくぐり、まずは御仮殿にお参り。 五体満足で暮らせますように… 仕事うまくいきますように… できればあのヤローが辞めますように… ついでにいい人が現れますように… それからそれからモニョモニョ その後おみくじを引くと… 『頑張っても評価されず、思い通りに行かないことが多いでしょう。』 うわ最悪!(確かに、旅行目前にして異動の話が出たりしてモメた) 出雲大社のおみくじに吉凶はないけど、これ明らかに凶的な…(笑) ま、いっか! 御本殿特別拝観まで時間があるので、宝物殿へ行ったり・観光センターでお土産を見たりしながら時間をつぶす。 そして観光センターにて、ちょっと可愛いタオルハンカチを見つけたので手に取ったら、 『コットソ100% 洗濯すると色落ちすゐ可能性があります』と書かれていて、ちょっと笑う。 そして… 御本殿拝観の時間! ちなみに、御本殿拝観のポイントとしては… (1)Tシャツ・ミュール・ジーンズ等は一切不可。失礼のない格好で。 (2)事前予約してない場合は当日配布の整理券が必要。ただし、5時間待ち。 (3)待ってる間ストレスが溜まる。 このドレスコードがクセモノ。あんまりよくわかんなかったので、 私はストライプの7分袖ブラウスに黒のフレアスカート、母はロングスカートに半袖ブラウスという格好でした。 小学生だといわゆる『外行きの格好』の子が多かったです。カツオちゃんワカメちゃんデパートに行く、的な。 大人でも、男性はスーツもいたし・ポロシャツとかもいました。女性だと、案外カットソー・チュニックもいましたね。 でもシャツはスカート・ズボンの中に入れなくてはいけなかったり、帽子はNGだったり、コマゴマ言われます。 ただし、短パン・タンクトップのコたちは、整理券配布所やその辺にいる警備員さんに断られていました。 要するに、『露出の少ない格好』ならOKなのでしょう。でも基準があいまいなので、ホントに見たいならキチッとした方がいいですよ。 …と、「今さら言われても、もう特別拝観終わってんだけど…」的ですが、 5年後くらいに建て直しが終わったあと、また特別拝観的なことがあるはずなので、 その時行こうと思っている方は参考にされたらいいかと。 ちなみに私たちは、事前にHPで確認したら「往復はがきで整理券あげますよ」的な告知がされており、 それで慌てて予約したので、当日配布の整理券とか必要ありませんでした。だって、5時間待ちって。 我々が帰るときには、『明日の整理券』を配ってたくらいなので。 そして…御本殿の前にはテントが連ねてあり、中では人々が延々待っています。 っていうか、今14:00過ぎてますよね?まだテントの中に、13:30拝観の人がいっぱいいるんですけど?? どうやら、遅れている様子。でもその人々がはけないとテントに入ってはいけないので、14:00過ぎてるけどテントの周りで待ち続ける14:00拝観組。 やっと中がはけたのが14:15頃。でもなぜか、座ったままの人がいるんですけど? 14:00予約のおじさん「あいつら、なんでもうテントの中入ってるんだよ(怒)あいつらも14:00だろ。13:30の人たちがいる間はまだ座っちゃいけないって、オレたち言われたじゃないかよ。あいつら、なんなんだよ!!」 警備員さん「あの人たちは、ずうずうしい人たちです。」 一同、爆笑。 で、やっとテントの中に入ることを許され、中の椅子で待つ。 テントの中でも、我先に我先に、の椅子取りゲームがすさまじい。 中でマイクを持ってあれこれしゃべったり、拝観の注意をアナウンスしている自称『大国主命の使い』は、 ボランティアで8:00から、ご飯も食べずに頑張っているらしい。ご苦労様ですホンマ。 この辺りから、空の様子がにわかに怪しくなり、ゴロゴロいい始める。 警備員さん「この感じだと、今日の8時に降るね」。 そんな会話を聞きつつ、いざ、御本殿へ。 御本殿での写真撮影はNGだったので、写真なしでごめんね。 靴を脱ぎ(ぺたんこ靴履いててよかったっす)、中へ。誰、素足で来た人!! 今度の修築では、板も何万枚も取り替えるそう。 っていうか、これを作り直せる宮大工がいるんだからスゴいよね。 本殿の廊下をぐるりと一周。そして最後に、天井の八雲図をのぞく。 八雲図といえども7つしか雲が描かれていないのは、不完全なものとしたからなんだって。 色彩がすごく鮮やか。でも描かれた時代から、色を足したりはしてないそう。 そのまま残ってきたのか、それとも元々はこれ以上に鮮やかだったか…どのみちスゴい。 そんなこんなで拝観、5分程度で終了。 靴を履き、御本殿に再度お辞儀。 そのとき帽子を早々かぶったおじさんが、「まだかぶんないでくださいッ(怒)」と叱られてました。 御本殿を後にして、母と「中にいた『青年会』のはっぴ着た人、老人ばっかりだったね」と話し(それかよ)、 御本殿をバックに記念撮影したそうなカップルに声をかけて写真を撮ってあげたり、お礼に撮ってもらったり。 しかしこの辺で、ぽつりと雨粒が。 とりあえず、出雲そば食べよっかー、お昼まだだし、というわけでお蕎麦屋さんに入った瞬間、 どしゃー!!! 警備員さんのうそつきー!! しかも、あんまし蕎麦うまくない(爆)。 しばらく雨宿りしていたんだけど、一向に止む気配ナシ。 向かい側のお土産屋さんの軒先で雨宿りする人、多数。つまり…あの店で傘は売ってない。 母「どうしようか…バスの時間あるしね…」 私「やっぱ…強行突破でしょ!!」 幸い、ふたりとも帽子持ってるしね。 そしてずぶぬれになりつつ、わりとワイワイ楽しみつつ(笑)、バス停到着。 ちなみに、どのくらい降ってたかというと… ぐっしょり濡れちゃったので、スカート搾っちゃいましたよ。 でもダッシュで走ると、案外後ろは濡れないもので…「あ、お尻濡れてないからバス座れるね☆」なんてノンキに話す母娘(笑)。 しかしここで、私がピーターラビットのハンカチをどこかで落としたことが判明。 「ええー、ピーター〜…」と言う私に、母一言。 「因幡の白兎の仲間だと思われて、大国主命の元に召されたんだよ」。 死んだー!!! やってきたバスに乗り、出雲市駅へ。降りる頃には雨も止んで。 お土産屋さんですこし物色し(好きだね土産)、チームメンバー用に『しじみせんべい』購入。 16:20頃発の『ゆったりやくも』で倉敷へ。 ゆったり感ないなコレ 多分ふつうの新幹線レベル。これ、『ゆったりやくも』になる前はどんだけ狭かったんや… ここから2時間半ほど特急旅です。 途中で母が「この辺の家、ぜんぶ屋根にしゃちほこがついてるのよ…」と言い出し、 お互い『しゃちほこはどこで途絶えるか』を見てたら眠れなくなったり、 じつは『特急やくも』は鳥取も通るんだけど、「あ、ついでに鳥取も来ちゃった☆」と喜んでみたり(降りないのに)、 そんなノリで、倉敷到着。 っていうか、倉敷駅のほんと直前まで、田畑ばっかり。倉敷駅に着くと、イキナリそこだけ街。 駅を降り、とりあえず、ホテル直行。(倉敷駅って、もっと栄えてると思ってたけどそうでもなかった。) まだ20:00というのに、めっさ暗いし。電気消えてるし。閉まってる飲食店あるし。 ありえん。 大通りを歩き、本日のお宿『倉敷国際ホテル』へ。 まず最初のビックリポイントは… 『ガーデンバーベキュー開催中 L.O.20:30』。 ラストオーダー早ッ!! だって…要するにビアガーデン的なモノでしょ?これからじゃね? お部屋に入り、ホテルのレストランとかで済ませちゃおうかーなんて話をしていたものの、 パンフレットを見るとのきなみ『ラストオーダー20:30』。 いやだから、早いだろ! でもまー、やってないものは仕方ないので、とりあえずホテルを出て、また駅前に戻ってみることに。 駅地下の飲食街とか、すでに下りエスカレーターが止まっているあたりがありえない。 いやだって、夜これからじゃん! あれ、もしかして東京がヘンなのかな…普通の都市はこうなのかな… うーん不夜城トーキョー、おそるべし。なのか? ある意味この街こわいな… 女性の一人歩きは危険だな。 一昔前のヤンキーみたいなのがバイク乗ってるし。雀と蝉がすげービチバチいってるし。 ある意味カルチャーショックを抱え、その辺のパスタ屋さんでピザ食べて(でもすげーウマかった)、ホテルに帰る。 そーいえば今日北京五輪開会式だったなーとTV見たり、昨日から持ち越してたワイン飲んだりしつつ、夜は更ける。 あ、ちなみにアメニティがしっかりしているし、 ホテルメイドのパンもサービスしてもらったし(そういうプランだったからだけど…もしかして飲食店かたっぱしから閉まるから??)、 ユニットバス広いし、満足してぐっすり。 |