奈良・京都ひとり旅日記
〜11/13(月)〜京都

今日も優雅に目覚め、ビュッフェで朝ごはん。
奈良ロイヤルホテルもおいしかったけど、京都タワーホテルアネックスも、けっこうおいしい朝食でした。 トマトケチャップはこっちの方がおいしいな(そこかい)。

今日は最終日、というわけで、一番好きなお寺へ。
ご存知の方はご存知と思いますが、私が京都で一番好きなお寺は、竜安寺です。 京都に行くと、お寺がいっぱいあることもあって、 妙にフィーリングの合うお寺が誰にでもある、ということを言われたことがありますが、 私にとってはきっと、この竜安寺なのだと思います。
…まあ、そんなにたくさんお寺見てるわけじゃないんだけどさ。(笑)

今日はからりと晴れ、秋晴れの空に、ところどころ色づいた木々が映えています。
  


石段を上るとひょっ、と現れる、この本堂もすてきなんだよなあ。 木々の緑と、お堂の白のコントラストが本当にきれいだと思う。


有名な、『虎の子渡しの石庭』です。
この縁側に、みんなテキトーに腰掛けて、のんびりとお庭を見ます。私もこの縁側が大好きです。 前回は3日の滞在中2回来て、合計3時間ほどのんびりと日向ぼっこをしました。今回は新幹線の時間もあって、 それでも45分くらい座っていました。
周りに修学旅行生もたくさんいて、大声で石の数を数えたりしていますが、そんなのも気になりません。 おだやかです。
隣に腰掛けていたちいちゃい子3人(たぶん一番上の子も幼稚園だと思う)が、みんなで頭を寄せてパンフレットを見、 一番ちいちゃな女の子が、はぁ、とタメイキをつき、「いいお庭ねえ…」と感心したように言っていたのがかわいかったです。 その年で庭がわかるか!じいちゃんと盆栽やるか!?みたいなね。
私もお庭のことは、全然わからないけど、いいお庭だってことはわかる。ちいちゃい子にもわかるんだね。

ちなみに、ここは希望者が申し出れば、堂内に音声ガイドが鳴り響きます。
途中、音声ガイドが『このつくばいは、水戸光圀が寄贈したと言われています』と流れたのを、 どう聞き間違ったか隣のばあちゃん、一緒にいたじいちゃんに、「このお庭、水戸黄門が作ったんだってさ」。
それは絶対ない(笑)。


石庭を見ながら右手にまわると、こんな感じです。こちらも好き。じっくり眺めたいけど、ここではさすがに座れない(笑)。
ちなみに、先ほど隣にいたばあちゃんが聞き間違ったのは、これ。

徳川光圀が寄贈したと言われるつくばい。
『吾、只足ることを知る』。

その後は、お散歩。お堂を出ると、こんなふうな、素敵なお散歩コースになります。
 


名残を惜しみまくり、金閣寺へ寄ることにします。なぜなら、竜安寺前からは京都駅への直通バスがないので、 金閣寺前のバス停で乗り換えなければならないので、そのついで。
…有名な金閣寺を『ついで』の扱いで申し訳ないのですが、銀閣寺の方が好きな上、竜安寺に比べたら…ってことなのです。

儀礼的な一枚(笑)。
金閣寺は、この後外に出るまでが長いんジャー。
ちなみに、私は金閣寺より、こっちの方が気になりました。

『このベンチは 先生方のチェックポイントです』。
妙に親切だな、金閣寺。修学旅行対策か。


金閣寺をものの30分で後にし、バス停で京都駅行きのバスを待っていると、東南アジア系の方に英語で道を聞かれました。
ワタクシ、外国語、一切しゃべれません。
「りょーあんじ?おー、ざっつばすすとっぷ、ぅ、をーく? あーっ、とぅえんてぃーみにっつ、いえーす、ふぃふてぃーないんばーす」と身振り手振り交えて言ったら通じました。 …通じたんだと思います。思いたいです。
好きな寺を聞かれたんだから、アクセスくらいペラペラと教えてあげたいものです。 っていうか、竜安寺まで歩いて20分もかかるかな?(笑)

京都駅行きのバスに乗り、四条河原町へ。 阪急、『美濃吉』でお昼ご飯。

ここのご飯は、すごくおいしくて、でも安くて(写真のお弁当は2000円ちょっとくらい)、オススメです。 高いところにあるので、京都の町も一望できます。 すごくいいお店には入れないけど、素敵な京懐石を楽しみたい、という方にはオススメです。 こんな言い方もなんですが、グランヴィアの吉兆と、同じくらいおいしいし、なにより肩が張らないので。

ここで、今は交流のなかった大学時代の友人からいきなりメールが入るなど、サプライズもあったお昼ごはんを終え、 早めですが、京都駅へ戻り、職場へのお土産探し。 蕎麦板というお菓子が 廉価で、日持ちもしそうなのでこれに決定。八橋は、会社に食べられないひとがいるので、お家用。

お土産探しに1時間以上もかけ、あわあわと新幹線に乗り、

眠たかったけど眠れず、ぼてっとした目で東京駅に降りましたとさ。